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ST MAGAZINE - 言語聴覚士の裾野の広がり -

[訪問ST] 大変だけど、結果が見える。セラピストとしての醍醐味に満ちた毎日。

原野ゆう子(はらの・ゆうこ)さん

言語聴覚士

平成15年、大阪リハビリテーション専門学校入学。平成17年、医療法人おもと会入職。平成23年、訪問リハビリテーション専任となる。※取材当時

求められる結果

私がお伝えしたいことはまず「訪問STって大変だよ!」ということです。入院のリハビリと違い、在宅では近くに他の医療関係者はいません。利用者様が本日リハビリできる体調なのか、毎回血圧や体温を測定しながら確認するのもセラピストの仕事ですし、何かあった場合でもセラピスト自身が対応しなくてはなりません。利用者様やそのご家族からリハビリに関すること以外の質問が来ることもありますし、週1回程度の介入で結果を出さなくてはならないというプレッシャーもあります。その他にも書類業務の多さや制度の複雑さ等、訪問STならではの大変さはあげればキリがないのですが…それ以上に私がお伝えしたいのは「訪問STってやりがいの塊だよ!!」ということです。

後進に続いて欲しい

入院のリハビリ・在宅のリハビリ両方とも、目指すのは「患者様・利用者様の生活の質の向上」であり、基本的に違いはありません。しかし入院のリハビリに従事していた頃は、退院していく患者様を見て「私のしたことは生活に役立つのかな?」と不安になることもありました。その点、在宅のリハビリの場合は「私のしたことは生活に役立つのかな?」の結果は目の前にあります。結果が出なければ修正していけば良いですし、結果が出たときは利用者様と喜びを分かち合うことができます。

つまり、セラピストとしての支援が「生活の質の向上」に結びついていると実感できるのです。この実感は、セラピストとしてさらに利用者様のお役に立ちたいという気持ちを育む好循環を生んでいると思います。また在宅生活は利用者様によって全然違いますし、関わるご家族のキャラクターも十人十色であるため、リハビリそのものにも、リハビリをしていない時間帯の支援にも、それぞれに合わせた工夫が必要になってきます。大変ではあるのですが、うまくいった時はセラピストとしてだけでなく人間としても成長できたような喜びがあるのも事実です。

こんなやりがいのある訪問STなのですが、全国的にはまだまだ人数が少ないのが現状です。ご紹介した通りいろいろ大変なこともあり新人STが携わるのは難しいかもしれません。「卒業したらすぐ訪問を!」とは言えないのですが、STを目指すみなさんに少しでも興味を持っていただければ幸いです。


STをもっと知りたい方は冊子でも

「言語聴覚士という選択」第2版(製作:大坂保健医療大学 言語聴覚専攻科)
この記事の引用元にもなっているこの冊子は、言語聴覚士という職業を知っていただくために作られました。言語聴覚士という選択。その先に何が見えるのか、ぜひご覧ください。ダウンロードはこちら(PDF)から。

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