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[摂食嚥下障害] 「もう一度食べさせてあげたい」想いにチームで応える。

原田 俊美(はらだ・としみ)さん

言語聴覚士

関西学院大学総合政策学部卒業後、大阪リハビリテーション専門学校入学。卒業後、尼崎中央病院にて言語聴覚士として勤務。※取材当時

INTRODUCTION

飲食物を口腔内に取り込み、飲み下して胃に到達するまでを「摂食嚥下」といいます。何らかの原因によって、その経路のどこかに支障が生じると、摂食嚥下障害になります。摂食嚥下障害は好きなものを自由に食べられないQOL(生活の質)の問題のみならず、誤嚥による肺炎の発症や栄養・水分の必要量の摂取困難など生命維持にも大きく関与します。低栄養や脱水、誤嚥性肺炎などを防止することがリハビリテーションの目標になります。

もう一度食べさせたい

A子様は100歳です。肺炎のため、当院に救急搬送されてきました。半年程前に肺炎になってから、誤って気管から肺に食べ物が入ってしまう「誤嚥」の危険性が高いという前医の判断で、食べたり飲んだりは全くしていなかったとのことでした。娘様の介護のもと自宅で生活されていましたが、食べられなくなってから寝たきり状態で、表情もなくなりお話しも全くされなくなったようでした。

・・・・この続きは下記の冊子をご覧ください。


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言語聴覚士という仕事第3版

「言語聴覚士という選択」第3版(製作:大阪保健医療大学 言語聴覚専攻科)
この記事の引用元にもなっているこの冊子は、言語聴覚士という職業を知っていただくために作られました。言語聴覚士という選択。その先に何が見えるのか、ぜひご覧ください。この冊子をお読みになりたい方は、言語聴覚専攻科のイベント(オープンキャンパスなど)にご参加ください。

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