本学には、「教育支援員制度」という教育システムがあり、言語障害の当事者の方に教育に参画いただいています。
2年生の失語症Ⅳ(成人臨床講義)では、失語症をおもちの教育支援員の方にご協力をいただき、言語機能検査から症状分析、リハビリテーションの立案まで行っています。
今回は、担当班が立案したリハビリ計画に基づいて作成した課題を、教育支援員の方に行なっていただきました。
質問方法や回答方法、見やすさや難易度など、工夫をこらしながら直前まで熱心に調整を重ねた甲斐があり、和気あいあいとリラックスした雰囲気の中、目的とした内容を実施することができました。
講義終了時には、1月からずっとご協力をいただいてきた教育支援員の方へ、全員でお礼の挨拶を行いました。教育支援員の方からは、「みんな100点や」と大変嬉しいお言葉をいただきました。
これまで多くのことを学ばせていただいただけでなく、学生の励みになるお言葉まで頂戴し、ありがとうございました。
2年生のみなさん、ご協力くださった皆様の支えによって得られた貴重な経験を糧に、8月から始まる総合臨床実習でもたくさんの学びを得てください。