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ST MAGAZINE

学生生活や卒業後の姿を想像できたのはここだけだった。

岩橋幸奈(いわはし・ゆきな)さん

言語聴覚専攻科1年生(※2017年12月時点)京都外国語大学出身 大学では主に国際ビジネスを学んでいた。教育課程の履修で行った教育実習でSTを知り、大学卒業後すぐに、大阪保健医療大学入学。母が耳鼻科勤務、兄が理学療法士。

STとの出会い&STの魅力

教職よりSTに魅力を感じた聾学校での教育実習

STが在籍する耳鼻科に母が勤務していたため、STという職業は以前から知っていました。 自分の職業として意識するようになったのは大学生の時の聾学校での教育実習から。 一生懸命伝えようと努力する児童の姿がとても印象に残ったのです。 また、聾学校で出会った児童数名が、母の働く病院のSTから言語訓練を受けていることも知り、私も この子たちに関わる仕事をしたいと思うようになりました。 子どもたちが少しでも過ごしやすくなるために、気持ちに寄り添える存在になりたい、と。責任も大 きいけど、やりがいも大きいSTにどんどん惹かれていきました。

前歴について

STになりたいと思いつつ就活。心の中で葛藤していた

実は、大学4回生の時には一般企業への就職活動をしました。でも、心の中ではSTになりたいとずっと思っていたんです。確固たる志望動機もないから、就職試験の面接では質問されてもきちんと答えられなくて…。これがSTの面接だったらいっぱい話せるのになぁ、なんて思ったりしていました。 就活中、家族には何度かSTへの思いを伝えていました。でも、「就活から逃げているだけじゃないの?」と。大学の友達もどんどん内定が出て、私はどうしたらいいんだろう?と自問自答する日々が続きました。

大阪保健医療大学との出会い

母の勤務先のSTが大阪保健医療大学の卒業生だった!

就職か進学か、悩む日々を過ごしましたが、「やりたい道に進まないとずっと後悔する」と進学を決意。当初、反対していた家族には、根気強く訴えました。STの素晴らしさは理解しているため、最終的には応援してくれました。「やりたいことが見つかってよかった」とも言われましたね。 母から勤務先の病院のSTの方を紹介してもらって、進学先や仕事内容について相談。その方が大阪保健医療大学の卒業生だったことから、この学校を知りました。学校選びについては、「いろんな領域の先生が教えている学校に行った方がいいよ」とアドバイスを受け、見学してみることにしたんです。

大阪保健医療大学入学の決め手

先生や卒業生からの発信で学校の良さを実感

自分で校風を確かめて決めたかったので、ここも含めて3校の学校を見学しました。この学校は、先生がSTについて、学校での学びについて、とても一生懸命話してくださったので、自分が学生として通う時のイメージがつかみやすかったですね。 実際に失語症の方が説明会にいらっしゃっていたことにはびっくりしましたし、対象者さまと学校の深い信頼関係を感じました。また、卒業後は地元和歌山の病院で働くことを希望しているので、和歌山の病院に勤務している卒業生と話せたのも貴重でした。学校生活も、卒業後のSTとしての生活も、イメージできたのはこの学校だけ。ここで勉強しようと決めました。

読者へのメッセージ

勉強熱心な学生ばかりで向学心が湧いてくる

最初に通学した大学では、あまり勉強熱心な学生ではありませんでした。自分にコレというものもなかったので、自信も持てませんでした。 だから、STの勉強をするからには、一生懸命打ち込んで自信にしたいと思っていました。今は本気で勉強しているから、すごく充実しています。 クラスメイトもみんな絶対STになる!という気持ちで通学しているので刺激的。受験前の塾に来ているような気分になります。真剣にSTをめざす人にぴったりの校風です。

「頑張れ」と激励する校風がいいと思った。前の記事へ 一覧へ戻る 失語症である私が教育支援員として教育に協力する理由次の記事へ