子どもでも大人でも、発達障害特性のある人の場合、失敗を咎めたり反省させたりすることよりも、できたことを認める、褒める、どうすれば良いかを伝える、一緒に考える姿勢が重要です。ただし、それは至れり尽くせりで「転ばぬ先の杖」を周囲が“過剰に”用意することとは違います。大なり小なり人は間違いも失敗もします。それらが「ダメなこと」というメッセージばかり伝えないことです。安心できる環境で失敗し、立ち直り、問題解決をしていく中で、コミュニケーションの力や社会性も伸びていきます。例えば、その場所は遊びの中や学校生活、家庭生活です。そして、その子・その人なりの学び方や考え方のスタイルを尊重することが必要です。