音声によるコミュニケーションが取りにくい時にはどのような工夫が考えられるでしょうか。例えば、①短く、ゆっくり言ってもらう、②筆談でコミュニケーションをはかる、③携帯電話やタブレットでメール機能やチャット、LINEを利用する、④「はい」と「いいえ」で答えられる質問を重ねながら、言いたいことを徐々に絞り込んでいく、⑤五十音表や文字盤を利用するなど、その場で利用できる工夫がたくさんあります。一人ひとりの症状に応じたコミュニケーション手段を工夫してコミュニケーションを積極的にはかれるようにサポートをお願いします。
「声が出ない」「かすれた声が戻らない」などの症状がみられた場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。もし「唾が急に飲み込みにくくなった、お茶を飲むとやたらとむせる」といったような他の症状もみられるようでしたら、迷わず脳神経外科または神経内科を受診してください。 また、「急に呂律が回りにくくなった」「よだれがでる」などの症状がみられた場合も、脳や神経に何らかの傷害が生じた徴候かもしれません。迷わず脳神経外科または神経内科を受診してください。