-
Q
言語聴覚士と臨床心理士の違いは何ですか?
A言語聴覚士は主にコミュニケーション障害や摂食嚥下障害に対して評価や訓練、助言、指導などのリハビリテーションを行います。臨床心理士は心理的な問題に対してカウンセリングや心理療法を行う専門家です。
言語聴覚士と臨床心理士はどちらも医療や健康分野において、それぞれの専門知識とスキルをもって対象者の方を支援します。 -
Q
作業療法士と言語聴覚士ではどっちが難しい?
A2024年に実施された国家試験合格率は、理学療法士は合格率は89.2%、作業療法士は84.1%、言語聴覚士は72.4%でした。求められる専門性に違いがあり難易度を何かで示すことは難しいと思われます。いずれの資格も対象者の方が生活される上で非常に重要で必要とされている職種です。
-
Q
言語聴覚士の総数は?
A2024年3月で日本の言語聴覚士の有資格者は41,657名となりました。
言語聴覚療法を必要とする方は非常に多く、言語聴覚士は大変不足しています。 -
Q
言語聴覚士とはどういう意味ですか?
A言語聴覚士法で「厚生労働大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある者についてその機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行うことを業とする者をいう」と定められています。
話すことや聞こえのことなどコミュニケーションに関することや、食べることに関わるリハビリテーションの専門職です。 -
Q
言語聴覚士の特徴は?
A「話すこと」、「聞くこと」、「食べること」に障がいをおもちの方に評価や訓練、助言、指導を行います。赤ちゃんから高齢者まで幅広く、さまざまな疾患の方が対象となります。専門的な知識や技術をもち、障がいをおもちの方に寄り添い、その方のこれからを一緒に考え、最善の時間を過ごせるよう考えていきます。
-
Q
言語聴覚士は何職?
A言語聴覚士は、医療や福祉、教育現場で活躍する対人援助職です。言語聴覚士は、話すこと、聞くこと、食べることの機能回復を目指してリハビリテーションを行うだけでなく、障害を抱え不安を感じておられる対象者やそのご家族に、リハビリテーションを通じて前に進む気持ちをもてるようサポートする存在でもあります。
-
Q
言語聴覚士の人数は?
A2024年2月に第26回言語聴覚士国家試験が行われ、新たに1761人の言語聴覚士が誕生しました。1999年の第1回言語聴覚士国家試験から数え、日本の言語聴覚士の有資格者は41,657名となりました。
-
Q
言語聴覚士って日本に何人いるの?
A1999年の第1回言語聴覚士国家試験では4,003名の言語聴覚士が誕生しました。以降毎年1回国家試験が行われ、2024年3月には41,657名となりました。これまでの全国平均合格率は、42%~79%です。大阪保健医療大学言語聴覚専攻科は、2001年度~2021年度まで連続15年間合格率100%を達成しており、22年全国No.1の実績があります。
-
Q
言語聴覚士が対象とする障害は?
A言語障害(失語症、構音障害、高次脳機能障害)や聴覚障害、ことばの発達の遅れ、声や発音の障害など、ことばによるコミュニケーションの問題や摂食嚥下障害など多岐にわたります。
言語聴覚士はこうした問題や原因を明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行います。 -
Q
言語聴覚士の知名度は?
A言語聴覚士は、理学療法士、作業療法士と同じリハビリテーションの分野で活躍する専門職です。1997年に国家資格となり、その歴史はまだ25年ほどです。言語聴覚士の職業をまだ知らない方が多いかもしれませんが、言語聴覚療法を必要とする方は非常に多く、言語聴覚士の人数が不足しています。高まり続ける需要の中、言語聴覚士の活躍によって知名度の向上が期待できます。